エヴァンゲリオンとパチンコ。この二つの融合は、単なるタイアップの域を超え、日本のパチンコ史そのものを塗り替えてきました。
私自身、初めてパチンコを打った台が初代エヴァだったこともあり、エヴァパチに関しては人一倍熱い思い入れがあります。2004年に初代が登場して以来、私たちは何度、あの「レイ背景予告」や「暴走モード」に心を震わされてきたでしょうか?
今回は、長きにわたるエヴァパチンコの歴史を振り返り、ファンとして、そして打ち手として最も評価が高かった「歴代傑作機」を独断と偏見でランキング形式で発表します!
どの台があなたのパチンコ人生を変えたのか、ぜひ一緒に振り返ってみましょう!
1. ランキング選定基準:何が「傑作」を決めるのか?
エヴァパチは、ただ演出が優れているだけでなく、その時代のパチスロ・パチンコ業界に大きな影響を与えてきました。ランキングを選定するにあたり、以下の3つの要素を重視しました。
私が重視した3つの評価基準(リスト)
スペックの革新性: その時代において新しいゲーム性や出玉感を提示できたか。(例:確変ループ機の完成度、ST機の可能性、再度の確変ループへの回帰など)
演出の完成度と中毒性: 新しい予告やリーチアクションが導入され、ファンを魅了し続けたか。特に「暴走モード」や「格納庫ステージ」の完成度は重要です。
ホールの稼働率と貢献度: 長期間にわたりホールで主力機として活躍し、多くのファンを呼び込めたか。
これらの基準に基づき、いよいよランキングの発表です!
2. 【決定版】エヴァパチンコ 歴代傑作機ランキング TOP7
歴代のエヴァパチの中で、特にファンからの支持が厚く、時代を象徴した傑作機をトップ7として紹介します。
順位 機種名 導入年 主なスペック特徴 評価点
1位 P新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~ 2021年 確変ループ(V-ST機)/ 継続率81% 15年ぶりの確変ループ復帰。圧倒的な出玉感と演出バランス。
2位 CR新世紀エヴァンゲリオン~使徒、再び~ 2008年 確変ループ機(70%) エヴァパチの黄金時代を築いた「初代超え」の決定版。
3位 CR新世紀エヴァンゲリオン~最後のシ者~ 2009年 確変ループ機(65%) 新筐体導入。特有の甘いスペックと「カヲル降臨」演出の完成度。
4位 CR新世紀エヴァンゲリオン 2004年 確変ループ機(50%) 全てはここから。パチンコ界のタイアップ機ブームの火付け役。
5位 CR新世紀エヴァンゲリオン~魂の軌跡~ 2010年 確変ループ機(60%) 液晶演出が格段に進化。「格納庫ステージ」演出の元祖。
6位 CRヱヴァンゲリヲン10 SPEED IMPACT 2015年 V-ST機 高速消化STの先駆け。新しいゲーム性に挑戦した意欲作。
7位 CR新世紀エヴァンゲリオン・プレミアムモデル 2007年 甘デジ(確率約1/100) 低投資で遊べる「甘エヴァ」ブームの火付け役。
3. 栄光の1位とエヴァパチの「黄金時代」を語る
1位:P新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~ (2021)
現在のパチンコシーンを語る上で、『未来への咆哮』(通称:咆哮)を外すことはできません。
この台の最大の功績は、長らく業界の中心だったST機から、確変ループ機(正確にはV-STですが、実質はループ)へと回帰し、高い継続率(81%)と抜群の爽快感を両立させた点です。
シンプルで見やすい演出、そして何より「遊タイム」が搭載されていないため、誰もが同じ条件で勝負できる公平性が、多くのファンに受け入れられました。導入から数年経った今もなお、ホールのメイン機種として君臨し続けています。
あの頃の熱狂が、確かな技術で現代に蘇った。まさにエヴァパチの「最終到達点」と言えるでしょう。
2位:CR新世紀エヴァンゲリオン~使徒、再び~ (2008)
もし「咆哮」がなければ、間違いなくこの『使徒、再び』が歴代1位でした。
初代エヴァの登場から4年。演出のバランス、スペックの安定性、全てが完璧でした。確変突入率70%という、当時としては非常に高い確変性能を誇り、多くのパチンコ店で島単位の設置を誇りました。
特に「暴走モード」の演出が洗練され、エヴァ特有のミステリアスな雰囲気をパチンコに取り込むことに成功しました。
この台の衝撃と影響力について、当時のファンはこう語っています。
【ファンからの声】
「あの『使徒、再び』を初めて打った時の衝撃は忘れられません。レイ背景が来て、確変に入った時の脳汁ドバドバ感は、まさにパチンコの理想形でしたね!エヴァパチの黄金時代は、完全にこの一台で確立されました。」
3位:CR新世紀エヴァンゲリオン~最後のシ者~ (2009)
『最後のシ者』は、2位の「使徒、再び」の成功を受け、新しい筐体(フィギュアが動く)と演出強化を図ったモデルです。特にカヲルくんが画面を占拠する「カヲル降臨予告」の信頼度がファンの間で神話となりました。
「使徒、再び」よりも若干マイルドなスペックでしたが、演出の豪華さ、特にストーリーリーチの完成度が高く、エヴァファンとしての満足度を大いに満たしてくれました。
4. エヴァパチの実験と進化の歴史(リスト)
エヴァパチは常に進化を続けてきましたが、必ずしもすべての試みが成功したわけではありません。確変ループ全盛期、ST機時代、そして新時代の確変ループ機への回帰という大きな流れの中で、各機が果たした役割をまとめましょう。
年代 時代背景 代表的な機種 進化点(チャレンジ)
2004-2010 黄金の確変ループ時代 使徒、再び / 最後のシ者 演出の確立、暴走モードの定着、スペックの安定化。
2011-2019 ST機へのシフト 7、8、9、11など 確変ループが規制により難しくなり、高継続ST機へ移行。エヴァRUSHなど新しいゲーム性を模索。
2 021- 新時代への帰還 未来への咆哮 ST機時代(高ベース機)を経て、旧確変ループのゲーム性を現代スペックで再現し、大ヒット。
5. エヴァパチンコに関するFAQ
エヴァパチの歴史は複雑です。ファンからよくある質問に答えます。
Q1: 初代エヴァパチンコはどの機種ですか?
A1: 2004年に導入された「CR新世紀エヴァンゲリオン」です。確変継続率50%と、現在の基準から見ると控えめですが、「暴走モード」や「レイ背景」といったエヴァパチの基礎となる演出が初めて搭載されました。
Q2: 「パチスロ」で最も人気のエヴァは?
A2: パチスロのエヴァシリーズで最も評価が高いのは、5号機初期に登場した「新世紀エヴァンゲリオン〜まごころを、君に〜」です。完全にボーナスで出玉を増やしていくAタイプとして、長く愛されました。
Q3: 歴代で最も撤去が惜しまれた機種は?
A3: やはり「CR新世紀エヴァンゲリオン~使徒、再び~」でしょう。その完璧なバランスと中毒性の高さから、撤去期限が近づいた際には多くのファンが別れを惜しみ、増台を望む声が絶えませんでした。
Q4: 2024年現在、最も人気があり、稼働しているのは?
A4: 間違いなく「P新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~」です。ホールの主力として導入されており、スペックも遊びやすさも現行機トップクラスです。
6. 最後に:エヴァパチが教えてくれたこと
エヴァパチンコの歴史は、常に業界のトレンドを作り、打ち手に驚きを与えてくれました。
初代がタイアップ機の概念を変え、「使徒、再び」が確変ループ機の完成形を示し、そして「未来への咆哮」が停滞していたパチンコ界に再び光をもたらしたのです。
私も、あの「暴走モード突入!」のSEを聞くたびに、人生が少しだけ特別になった気がしていました。
今後、エヴァパチがどんな新しい世界を見せてくれるのか、一パチンコファンとして、またエヴァファンとして、心から期待しています。
さあ、ホールへ出撃だ!そして、次回作の新しい『咆哮』を待ちましょう!